ふちどり 溶けるように日々に戻るだけ 溶けるように日々に戻る 誰とも同じように私に陽が注ぐ 蛇口ひねり落ちる音を聴く 眩しさに目を細めた朝 少しのよろこび、恥じらい、諦め きちんと傷つきながらきた そぼ降る雨みたい 誰かの優しさに出会ったりもして ふちどりなどない私になって 「私になって...」 ふちどりなどない私になって 「私になって...」 解いて知られてしまうこの一瞬を とてもこわいのに待っていた ジャッジされて砕けても あなたを知らない日に戻ることはない 勘違いしないで 助けて欲しかったことなど一度だってない 静かに頷いて溶けるように日々に戻るだけ ふちどりなどない私になって 「私になって...」 ふちどりなどない私になって 「私になってなってなって...私に」 (終わり