セナカ 作词 : KEI 作曲 : KEI 耳を塞いだって聞こえてる 声の主はそうだ覚えがある 他の誰もきっと気づかない 僕を呼んでいる声 どこにいてもちょっと馴染めない 何を見てもいつも上の空 迷子のアナウンスに逆らえ 扉の外が見える もしもまだ息が続くなら もしもまだ脚が動くなら 追いつきたい追い越したい あの背中の先へ もしも失敗なんてあるのなら 目をそらしてしまったときだけだ 走れ走れまだ間に合う その背中僕によく似てる 正解なんてないのなら きっと間違いだってないのだろう だから躊躇うこと なんてひとつもないのさ 目を閉じてるほうがよく見える 最新のモデルのテレビも こんな風になんて写せない 鮮やかで眩しくて 何もまだ手にしちゃいないだろ だからまだ荷物は無いだろ 軽いまんまの足取りで 羽根は生えてなくても もしも一切が思い通りなら この世界はなんて退屈だ 届け届けまだ間に合う 遠ざかる前にさあ手をかけろ 慎重かつも大胆に 皿も毒も平らげていこう そしていつか見つけたい 憧憬の彼方 ああ 似合わないような言葉ばかり 積み上げてばっかじゃ 気が滅入りそうさ 笑えるように泣けるように 僕は僕を選びたい もしも失敗なんてあるのなら 目をそらしてしまったときだけだ 走れ走れまだ間に合う その背中僕によく似てる 後悔なんてあるのなら 自分を偽ったときだけだ 届け届けあともう少し 鏡の中のその背中 正解なんてないのなら きっと間違いだってないのだろう だから 躊躇うことなんてひとつも 恐れることなんてひとつも 何も何もないって 言い聞かせていこう