坊や 山に清水が流れるように その陽の照つた山の上の 硬い粘土の小さな溝を 山に清水が流れるように 何も解せぬ僕の坊やは 今夜もこんなに寒い真夜中 硬い粘土の小さな溝を 流れる清水のように泣く 母親とては眠いので 目が覚めたとて構ひはせぬ 赤子は硬い粘土の溝を 流れる清水のように泣く その陽の照つた山の上の 硬い粘土の小さな溝を さらさらさらと流れるように清水のように 寒い真夜中赤子は泣くよ