オリジナルドラマ その5 なでしこ「焚き火、小っちゃくなっちゃったね」 リン「本当だ。私たちもそろそろテントに戻るか」 なでしこ「うん!」 リン「じゃあ、焚き火の始末を…」 なでしこ「はぁ!私にやらせて!」 リン「出来るの?」 なでしこ「ふふーん~私だって、野クルでちゃんとキャンプの勉強してるんだよ」 なでしこ「まずは、残り火が消えやすいように、火箸で薪を広げて…」 なでしこ「じゃん!あっという間に消えました、タネも仕掛けもございません」 リン「(手品かよ)」 なでしこ「そしたら、水を入れたお鍋に、薪を一つずつ入れまーす」 なでしこ「ふーん~ふーん♪これでよし!あとは明日、灰捨場に捨てるだけ!どう、リンちゃん?」 リン「うん、完璧」 なでしこ「やった!」 リン「それじゃあ、もう行こうか」 なでしこ「あ、ちゃっと待って!ふーふーふ、最後にみんなの寝顔覗いていかんかね?」 リン「…まあ、いいけど」 なでしこ「じゃあ、リンちゃんはあおいちゃんと斉藤さんのテント開けてみて?」 なでしこ「私はこっちを…失礼しまーす。…どう、リンちゃん?」 リン「いもむしになってる」 なでしこ「先生たちもだよ。…あ、あきちゃん、すごい寝顔」 リン「お?…ふふ、本当だ」 二人「ふふ…」 なでしこ「それじゃあ、みんな、おやすみなさいー」 リン「おやすみ」